殻やぶりは、福岡県久留米市・裏番街に店を構える、鶏と牡蠣を主役にした薪焼専門店です。
店名には、「常識や固定観念という殻をやぶり、本当に美味しいものを追求する」という想いを込めています。
私たちがやぶりたいのは、目新しさのための常識ではありません。
素材の価値を決めつける固定観念。
調理法の当たり前。
食べ方の先入観。
そうした当たり前を一度見つめ直し、一皿ごとの完成度で驚きを届ける。
それが、殻やぶりの考える「殻やぶり」です。
久留米では焼き鳥が主流。
だから私たちは、薪火を選んだ。
久留米では焼き鳥が日常に根付き、多くの人に愛されています。
殻やぶりは、その文化を否定するのではなく、焼き鳥文化への敬意を持ちながら、その先にある新しい鶏料理の価値を表現したいと考えました。
薪火は、炎、熾火、煙、遠赤外線が複雑に作用しながら食材へ熱を伝えます。火力だけで焼くのではなく、薪から生まれる香りまでを料理の一部として取り込みます。
鶏は、部位によって脂の量、繊維、水分量が異なります。一つひとつの部位に合わせ、薪との距離、炎の強さ、焼き時間を調整し、その瞬間にしか表現できない美味しさを追求します。
焼くのではなく、
素材を完成させる。
鶏は、天草大王や黒岩土鶏など、その時期に状態の良いものを選びます。品種、部位、脂、水分量、繊維によって最適な火入れは異なり、刺身、たたき、薪焼、炭焼、熟成など、一つの調理法に限定せず仕立てます。
牡蠣は全国各地の生産者から、その季節に最も状態の良い産地を選定します。産地や大きさだけではなく、塩味、甘味、水分量、身質を見極め、一つひとつ丁寧に殻を剥き、一番美味しい状態で提供します。
薪との距離、炎の強さ、煙のまとわせ方。部位ごとに火入れを変え、鶏の旨みを完成させます。
殻を開ける瞬間から、料理は始まります。身を傷つけず、牡蠣が持つ水分と旨みを残したまま提供します。
スイングカランで泡と液体を整え、料理に寄り添う一杯を注ぎます。
店内は、カウンター19席のみ。料理人との距離が近く、薪が爆ぜる音、立ち上る香り、炎の揺らぎ、牡蠣を剥く手元まで、目の前でご覧いただけます。
火入れが進み、香りが立ち、一皿が完成していく時間も、殻やぶりが届けたい食体験の一部です。料理だけではなく、お酒との組み合わせや、料理人との会話まで含めてお楽しみください。
「ビールは、注ぎ方。」
スイングカランを使い、泡と液体のバランスを整えながら注ぐ生ビール。料理に寄り添う一杯を。
鶏や牡蠣に合わせて選ぶ日本酒。素材の味を引き立てる銘柄を季節ごとに用意しています。
薪の香りや熟成した鶏に寄り添うワイン。料理との相性を考えてセレクトしています。
ウイスキー。食後の一杯にも。
焼酎。九州の食文化に根付いた一杯。
ノンアルコールドリンクも取り揃えています。お気軽にスタッフへご相談ください。
久留米には、長く愛されてきた素晴らしい焼き鳥文化があります。
その文化があるからこそ、殻やぶりは、薪焼という新しい表現で、鶏料理の可能性を広げたいと考えています。
焼き鳥がお好きな方にも。牡蠣がお好きな方にも。食を楽しむすべての方にも。
「こんな鶏料理があったのか。」
「薪火でここまで変わるのか。」
そんな新しい発見を届けられる場所でありたい。殻やぶりは、久留米から新しい食の価値を発信し続ける薪焼専門店です。